URO凝縮熱暖房機

URO凝縮熱暖房機

過熱水蒸気を発生させ、省エネ・低コスト・高効率な暖房機です。
水質浄化等で用いられるRO膜を利用して、従来よりも省エネルギー・低コストで加熱水蒸気を発生させる事ができます。

原理

原理

URO凝縮熱暖房機で作られた過熱水蒸気は、冷やされるときに凝縮熱が放たれ、遠赤外線が作物体内に入ることで、作物自体を温めることができます。

作物体の例

  1. URO凝縮熱暖房機の過熱水蒸気は熱を遠くまで運び、ハウスをむらなく均一に温めます

ヒートポンプ式暖房機では暖かい空気を送るだけですが、URO凝縮熱暖房機の過熱水蒸気は、熱が伝わりやすく、分散しやすいため、温室内を均一に温めることができます。また、作物体の内部まで温め、作物体へのストレスを軽減し、病気の発生を抑えることもできます。温度のムラがなく、結露しにくいため、適度な湿度を保つことができます。

URO凝縮熱暖房機の過熱水蒸気は熱を遠くまで運び、ハウスをむらなく均一に温めます
キュウリハウスの実例(計測結果)
  1. URO凝縮熱暖房機は省エネ・低価格でコスト削減に貢献します
省エネ率32.5%
URO凝縮熱暖房機は効率よくハウス内を温めるとともに「省エネ・低コスト」を実現しました。A重油ボイラーなどの既存の暖房機と併用することで省エネに大きく貢献します。
また、30段階自動温度調節コントロールで温度と時間帯を細かく設定することで、さらなる省エネ効果が期待できます。
今後、A重油の価格高騰が予想される中、URO凝縮熱暖房機はコストもしっかりと抑えてくれます。
  1. その他
ダクトを設置する必要がありません

過熱水蒸気が分散して遠くまで熱を運ぶため、ハウス内で新たにダクトを設置する必要はありません。
URO凝縮熱暖房機を設置するだけで使用することができます。

病気の発生を抑えます

温室内の空気を循環しながら殺菌することで、病気の発生を抑える効果があると評価されています。
この技術を応用して、リハビリテーションや老人ホームなどの院内感染を防ぐ装置としても活用されています。

収穫量・品質向上が期待できます

作物体が体内からしっかり温められることで、生育期間が短くなり、収穫量向上が期待でき、品質も向上します。

収穫量向上

ピーマン 10~20% 回転率の向上
キュウリ 10~15%
トマト 10~15%

品質向上

ピーマンの場合、石果が少ないなど

豚舎の例

URO暖房機 離乳・子豚テスト結果
対象区
種類 離乳豚
日齢 46日齢
室内温度 26.8℃
室内湿度 76.0%
臭気強度 1,150
豚の平均体温 36.0℃
DG(増体量) 403g/日
豚舎の様子
豚舎の様子
サーモグラフィー画像
サーモグラフィー画像

UROの部屋と比べると元気がない感じが見受けれられます。平均体温も低めです。豚舎内もじめじめした感じで、若干こもった匂いがします。ガスブルーダーに関しては使用しています。

URO暖房機 導入豚舎
種類 離乳豚
日齢 40日齢
室内温度 27.1℃
室内湿度 70.0%
臭気強度 700~800
豚の平均体温 38.0℃
DG(増体量) 441g/日
豚舎の様子
豚舎の様子
サーモグラフィー画像
ーモグラフィー画像

子豚の活動も活発で豚房に満遍なく広がり体温も対象区と比べて2℃程高くなっている。又、肥育環境に於いて、湿気も感じられず、匂いも軽減されていました。又、ガスブルーダは使用していません。

URO導入前

寒くて1日中ガスブルーダーの下で固まっている。
(室内温度21.4℃)

URO導入後

URO電源を付けて5分後には動き出し、食事をする様になった。
(室内温度21.4℃)

人体の例

URO暖房機 人体テスト結果
暖房
テスト開始前
暖房 テスト前
5分後
暖房 5分後
9分後
暖房 9分後

暖房機では指先など末端まで暖まるまでに時間がかかり、温度が上昇すると共に室内の湿気が失われている事が分かります。

URO暖房機
テスト開始前
URO暖房機 テスト前
5分後
URO暖房機 5分後
9分後
URO暖房機 9分後

URO暖房機では、遠赤外線効果により指先などの末端まで暖まるのが早いです。